近視抑制治療
お子さまの近視進行を抑えるために
近年、スマートフォンやタブレットの使用時間の増加などにより、お子さまの近視が増えています。近視は単に「遠くが見えにくくなる」だけではありません。
近視が進行し強度近視になると、将来的に網膜剥離、緑内障、近視性黄斑症などの眼疾患のリスクが高まることが分かっています。

近視抑制治療
近視抑制治療は、近視を完全に治す治療ではなく、進行のスピードをゆるやかにすることを目的とした治療です。
成長期に近視の進行をできるだけ抑えることで、将来的な強度近視のリスクを軽減することが期待できます。当院では、検査結果や生活環境、お子さまの年齢などを考慮し、一人ひとりに適した治療方法をご提案いたします。
近視について知っておきたい3つのポイント
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Point 01子どもの近視は、身近な問題になっています
近年、スマートフォンやタブレットの使用時間の増加などにより、お子さまの近視が増えています。学校検診で視力低下を指摘されたり、短期間で眼鏡の度数が進んだりする場合は、早めに目の状態を確認することが大切です。
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Point 02近視は「眼軸長」が伸びることで進行します
軸性近視では、眼球の前後方向の長さである眼軸長が伸び、網膜より手前でピントが合うようになります。眼軸長は一度伸びると元に戻りにくいため、成長期の進行を抑えることが重要です。
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Point 03強度近視は、将来の目の病気のリスクにも関係します
近視は単に「遠くが見えにくくなる」だけではありません。近視が進行し強度近視になると、将来的に網膜剥離、緑内障、近視性黄斑症などの眼疾患のリスクが高まることが分かっています。
治療の流れ
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STEP01
適応検査・診察
視力検査や屈折検査などを行い、近視の状態を詳しく評価します。
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STEP02
治療方法のご説明
検査結果をもとに、治療の効果や注意点、費用について詳しくご説明します。
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STEP03
治療開始
お子さまに合った治療を開始し、定期的に経過観察を行います。
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STEP04
定期検査
近視の進行状況を確認しながら治療を継続します。
当院で行う近視抑制治療
当院では、お子さまの近視の状態や生活スタイルに合わせて、主に以下の治療方法をご提案しています。

リジュセアミニ点眼治療
低濃度アトロピン点眼薬を毎日就寝前に使用し、近視の進行抑制を目指す治療です。

近視進行抑制眼鏡 MiYOSMART(ミヨスマート)
普段の眼鏡として装用しながら、近視の進行をゆるやかにすることを目指すレンズです。

多焦点ソフトコンタクトレンズ
日中に専用のソフトコンタクトレンズを装用し、見え方と近視進行抑制の両面からサポートする治療です。

オルソケラトロジー
就寝中に専用レンズを装用し、日中の裸眼視力改善と近視進行抑制を目指す治療です。
リジュセアミニ点眼治療
リジュセアミニ点眼は、近視進行抑制を目的とした低濃度アトロピン点眼薬です。
毎日就寝前に点眼し、眼球の前後の長さが伸びるのを抑えることで、近視の進行を抑制する効果が期待できます。

このようなお子さまにおすすめです
- 学校検診で視力低下を指摘された
- 短期間でメガネの度数が進んでいる
- 小学生で近視が始まった
- 両親が近視で将来が心配
- タブレットやスマートフォンを使用する
特徴
- 毎日1回の点眼就寝前に1日1回点眼します。
- 痛みが少なく続けやすいお子さまにも継続しやすい点眼治療です。
- 日中への影響が少ない日中の生活への影響が少ない点眼治療です。
- 効果を確認定期検査で近視の進行状況を確認します。
副作用
眩しく感じたり、かすんで見えることが報告されています。
注意点
必ず就寝前に点眼をしてください。翌日も眩しく見えることがありますので、症状が回復するまで落下の恐れがある遊具や自転車に乗ることは避けてください。強い光を直接見ないようにも注意してください。
費用
| 名称 | 点眼薬費用 |
|---|---|
| リジュセアミニ点眼液0.025% | 3,850円(30日分) |
近視進行抑制眼鏡 MiYOSMART(ミヨスマート)
MiYOSMART(ミヨスマート)は、HOYA社が開発した小児の近視進行抑制を目的とする眼鏡レンズです。日常生活で眼鏡をかけることで、見えにくさを補正しながら近視管理に取り組めます。
レンズ中央部は見たいものを明瞭に見るための度数で、周辺部には多数の小さなレンズレットを配置したD.I.M.S.(Defocus Incorporated Multiple Segments)設計を採用しています。この設計により、網膜に近視性デフォーカスを与え、眼軸長の過度な伸長を抑えることが期待されています。
当院では、2026年6月1日より取り扱いを開始しました。適応は近視の状態や目の健康状態を確認したうえで判断します。

このようなお子さまにおすすめです
- 学校検診で視力低下を指摘された
- 眼鏡の度数が毎年強くなっている
- コンタクトレンズの装用に抵抗がある
- 普段使いしやすい近視抑制治療を検討したい
- 近視の進行をできるだけゆるやかにしたい
特徴
- 普段の眼鏡として使える学校やご自宅など、日常生活の中で継続しやすい治療方法です。
- 見え方を補正しながら近視管理近くも遠くも見えやすいように調整しつつ、近視の進行抑制を目指します。
- コンタクトレンズが難しいお子さまにもレンズの着脱やケアが不要なため、コンタクトレンズに抵抗がある場合にも検討しやすい選択肢です。
- 定期検査で経過を確認度数などの変化を確認し、治療を継続します。
副作用
装用開始直後は、周辺部の見え方や細かな模様が気になることがあります。見え方には慣れが必要な場合があります。
注意点
近視を完全に治したり、進行を完全に止めたりする治療ではありません。効果には個人差があるため、医師の指示に従って装用し、定期検査を受けてください。強い乱視や斜視など、目の状態によっては適応とならない場合があります。
費用
多焦点ソフトコンタクトレンズ
多焦点ソフトコンタクトレンズは、日中に専用のソフトコンタクトレンズを装用する近視進行抑制の選択肢です。
近視による見えにくさを補正しながら、網膜周辺部へのピントのずれにも配慮したレンズ設計により、近視の進行をゆるやかにすることが期待されています。
1日使い捨てタイプのため毎日新しいレンズを使用でき、レンズケアの負担を抑えながら清潔に使いやすいことも特徴です。適応には個人差があるため、近視や乱視の度数、目の状態、コンタクトレンズの取り扱いが可能かどうかを確認したうえで医師が判断します。

このようなお子さまにおすすめです
- アレルギー性結膜炎がありオルソケラトロジーのレンズが装用困難な方
- 日中のコンタクトレンズ装用に慣れている
- メガネ以外の近視抑制治療を検討したい
- 低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジー以外の選択肢を検討したい
- オルソケラトロジーの夜間装用が難しい
- スポーツや学校生活でメガネを外したい
特徴
- 日中に装用する治療通常のソフトコンタクトレンズと同じように日中に装用します。
- 見え方を補正近視を補正しながら、近視進行抑制を目指します。
- 1日使い捨てで清潔毎日新しいレンズを使用するため、衛生的に使いやすい治療です。
- 生活に合わせやすい日中の活動や学校生活に合わせて治療を検討できます。
副作用
通常のコンタクトレンズと同様に、乾燥感や異物感、充血、角膜や結膜の炎症などが起こる場合があります。
注意点
近視を完全に治したり、進行を完全に止めたりする治療ではありません。レンズの装用時間や取り扱い方法を守り、定期検診を必ず受診してください。水道水でレンズを洗ったり、入浴・水泳中に装用したりしないでください。目の痛みや充血、かすみ、異物感、見え方の変化がある場合は装用を中止し、早めに受診してください。
費用
| 名称 | レンズ代 |
|---|---|
| EDOFレンズ | 1箱:3,220円(1ヶ月分) |
オルソケラトロジー
オルソケラトロジーは、就寝中に専用のハードコンタクトレンズを装用し、角膜の形状を一時的に整えることで日中の裸眼視力を改善する治療法です。
強い乱視や近視、角膜疾患がある場合は適応の確認が必要となりますが、近年では近視進行抑制効果も報告されており、多くのお子さまや学生に選ばれています。親の管理が重要となります。

このようなお子さまにおすすめです
- 日中はメガネをかけたくない
- スポーツをしている
- コンタクトレンズを日中装用したくない
- 近視の進行を抑えたい
特徴
- 日中は裸眼で生活できる可能性就寝中にレンズを装用し、日中の裸眼視力の改善を目指します。
- スポーツや習い事に便利日中にメガネやコンタクトレンズを使わず過ごしやすくなります。
- 近視進行抑制効果が期待できる近視の進行を抑える効果も報告されています。
- 手術は不要専用レンズを使用する治療で、手術は行いません。
副作用
レンズ装着時の異物感のほかに、角膜や結膜の炎症やドライアイ現象、夜間に光がにじむハロー・グレアなどが起こる場合があります。
注意点
親の管理が重要となります。毎日のレンズケアや装着時間の管理は、お子さま任せにせず保護者の方も一緒に確認してください。また定期検診も必ず受診し、目の痛みや見え方に変化が出たときにはすぐに受診してください。
費用
| 項目 | 片眼 | 両眼 |
|---|---|---|
| 適応検査本治療が適応かどうか事前検査を行います。 | 5,500円両眼・片眼同額 | |
| お試し装用(お預かり金)レンズのお渡し時にお預かりする金額です。 | 22,000円 | 44,000円 |
| お試し装用のみで終了本治療へ移行しない場合にかかる費用です。 | 11,000円 | 27,500円 |
| 月額レンタル治療本治療へ移行後の月額費用です。 | 6,600円/月 | 11,000円/月 |
注意事項・治療開始から1か月は契約キャンセルが可能です。・処方上における医師の判断を除き治療開始1年間は解約不可です。・治療終了後は治療レンズを返却いただきます。※価格はすべて税込価格です。
よくあるご質問
近視は治りますか?
近視抑制治療は近視を元に戻す治療ではなく、進行を抑えることを目的としています。
何歳から治療できますか?
近視の程度や進行状況によって異なります。まずはお気軽にご相談ください。
保険は適用されますか?
リジュセアミニ点眼の点眼薬費用は自費となります。オルソケラトロジーは自由診療です。多焦点ソフトコンタクトレンズ(EDOF)の診察は保険診療となります。レンズ代は1箱3,220円(1ヶ月分)です。ミヨスマート眼鏡の費用・保険診療の取り扱いは検査・処方内容により異なるため、スタッフまでお問い合わせください。
近視の進行予防法はありますか?
部屋は明るくしてスマホなどは30cm以上離して見ることや、屋外での外遊びを増やすことを心がけてください。
お子さまの未来の視力を守るために
近視は早期に発見し、適切な管理を始めることが大切です。学校検診で視力低下を指摘された方や、近視の進行が気になる方は、お気軽に当院へご相談ください。